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タブーでありNG

先生、それを破ったね。思わず元(泡沫)漫画家は興奮したよ。
漫画原稿紛失で小学館提訴=作者が330万円請求-東京地裁

訴状内容を見るに、怒りの矛先は、勿論原稿を紛失された事も
そうなんやが、それよりも出版社の、「仕事の依頼先である漫画家」への、
社会人としての態度に対してのものだと感じた。

(以下、また久しぶりにイヤな話なんで畳んどきます)


自分も前々から思ってたし、書いたりもしたけど、
かの業界は「一般社会」とは違うんだ、いろいろ。

昔デビューして間もない頃、それに多少のショックを受けて、
何代か前のブログでは、愚痴まじりの不満をごたごたと
書き連ねたこともあった。

それに対して、ある先輩漫画家さんには
「正直で気持ちがいい」ぐらいの賛辞を頂いた上で、
「でも、ちょっと心配でもある、気をつけた方が好いよ」という、
忠告も受けました。
ぶっちゃけ、過ぎると干されるぜ、仕事出来なくなるぜ、てこと
(その節は有難うございました)。

しかし、ある時期からはあまりそーゆうことは
書かない方向にしていきました。

初め、雑誌編集者というのは、こんなんばかりなのか!?
と思う事ばかりで、イヤゴトをブツブツゆうてたんやけども、
雑誌を転々するうちに、「いい編集さん」にも出会えたから。

また、雷句先生も書いてはるが、マンガ描きもプロになったら、
その内情を矢鱈に「一般読者」に見える形で愚痴るべきでは
ないよな・・・と思うようにもなったので。

仕事干される云々より、一般のマンガ愛読者は、
そんなウラガワのドロドロしたところ、見たかないでしょう。
自分が読んでいるマンガの作者が、セキララに仕事の愚痴を
怒りに任せてたらたら述べてるのを目にするのって、
いやなモンだわな・・・と思ったので。

(まあ、それでも堪え性のないワタシは、その後も度々、
ついつい愚痴ってしまったが)

いやはやまったくこれは、インターネット普及の弊害なのか、
福音なのか・・・

***

雷句先生の訴状の副題(?)として、
“編集者・出版社というものが漫画家を馬鹿にし始めた”
とあるけども、「馬鹿にし始めた」って、
もう、昔からそうなんじゃないのかなと。
それも、新人だけでなくて、大ヒット飛ばしたセンセイに対しても
それかい、というので改めて吃驚した。

そんなんじゃそりゃあ、ぺえぺえは人間扱いもされんわな・・・

ところで、ワタシが水木しげるファンなのは度々書いておりますが
氏の自伝系の本も何冊か読みました。
最近では、夫人が書いた『ゲゲゲの女房』も読みました。

で、それらのどれにも、絵描き→漫画家になったばかりの頃の、
水木サン不遇の時代についても記されております。

昭和20年代後半~30年代の話。
紙芝居~貸本作家時代ですわね。
(先にアニメ化された、『墓場鬼太郎』はその頃の作品ですね)

読んでて思うのが、業態は違えど、今と変わんないじゃないと。
出版業界って。
昭和30年代から変わってねえ。と。
いつまで旧態依然としてんだろ。ぐらい思ったさ。

人を人とも思わぬ対応の数々・・・も含めて、ね。

ヘタすりゃ、「マンガを描く」なんて、「仕事」とも思っていない者も
編集者の中にはいるのかもしれない。

おったらあかんと思うんやけど。

ただでさえ、一般にはあんまし「仕事扱い」してもらえない
「漫画家という仕事」を、それに携わってる者が
仕事と思ってないんやとしたら・・・

「ちょちょっと描いてよ」
ぐらいのカンカクでしかない(者が多数いるのか?)としたら、
もうただ事でなく凹むなあ。

ワタシはそこから「休業」などとほざいて降りちまった人間やけど。

まさかなあ、と思ってた事が、マジでかよ・・・と、
この件で見せつけられた様で、凹みもしたけど、
反面、とうとうソトに出て来たか、とも思ったり。

なんせ、先生がんばって下さい・・・
恐ろしいことをやってのけたもんだと、少しでも
かの業界にいたことのある者は、わかるんじゃないかと思う。
これが、どーいうことであるかをね。

デカイ相手ですよ。

繋がり方が、すごいから。

相手は、(その影で)ガッカンさんだけではなくなる可能性もあるな、と
そんな気がする。
後が怖いわな。だからこそ、勇気ある決断でもあったと思います。

出版社やその業界って、ライバル関係にある会社同士でも
ものすごい縦横の繋がりがあるような気がすんだわ・・・
特に「OBレベル」はなー・・・
ちょっとやそっとじゃたじろがないぜ。
こう、世間に公になってくると、わからないけど。




これからプロになろうって人は、知っといた方がいいと思う。
耐性付けとかないと、保ちませんわな。

ただ、純粋にマンガ読むのが好きな、ホンマに有難い読者さんには
見せたくない面でもあり、読者に対して敬虔な・・・ってと
大袈裟かもだがプロの漫画家さんは、その辺の苦悩も
あるんじゃないかと思うわ。
で、訴訟内容を見た限りでは、雷句さんはそんな漫画家さん
なんだと思った。

ただ、激しい人のようにも見受けられるから、ぶつかる事も多くて
「おエライ編集者」の不興は買ったろうな、とも思うなあ。


余談ですが、昔ワタシが書いた、過去に出会った編集者に対する
愚痴を読んだある編集者は、その同業であるにも関わらず
「巡り合わせが悪かったんですよ」となぐさめて呉れました。
編集が見ても「それはないよ」って思う程の(作家に対する)
待遇ってあるんですよ。実際。

漫画家に限らず。

些細な事も含めたら、枚挙に暇がござんせん。
もう、編集者どこじゃない。会社が悪いんじゃないかぐらい。
実際、一社員である「編集者」や一部署の「編集部」レベルの
話でなくて、会社自体の体質に問題があるんちゃうんかと
思わせられることのが多かった。
で同業他社みな、どこかそんなところがある。

何かと複雑怪奇な繋がりしがらみあったりとか。
版元だの編プロだの取次だの本屋だの・・・
ドロドロな得体の知れん、ちょっと一個人にはどうこう出来ない
カタマリがね、あるような気がしてね。

なんせもう何かと「一般社会人」の「ビジネスマナー」なんて
影も形もありません。
マスコミ(ですよね、あれも)ってみんなそうなのかなあ。

なにしろ、叶えたい夢の、上澄みが澄んでいる程、
底に溜まってるヘドロはえげつないもんです。
それが漏れなく付いてくる事を念頭に置いとかなきゃイケナイ。
イヤな話ですが、現実ってそんなもんだ。

清濁合わせ呑めるほどには、こらえ性がなかったわ、ワシ。

地味にびっくりしたけど、ワタシのとある雑誌での原稿料、
サンデー並みだったのね・・・
(ぶっちゃけて、ここんとこブログに載せてるマンガの稿料だ)
これって相場どうなのかしら。
週刊のヒット作の原稿料と同じだったって、それアンタ
えらい高給取りだったってことでは・・・(((;゜Д゜)))
原稿料も切られた一因ではあるまいかって新たな疑惑が・・・orz
好待遇だったのね、無駄遣いさせてすみませんでした・・・

つか、雷句さんの稿料が週刊にしては安い気がする。
生産量からして割に合わんやろ。
週刊なんてワタシのキャパではとても無理なんでやったことないし、
やる気もないから相場は知らんけど。

てか、ワタシは辞めたんだってば(笑)
COMMENT
おひさです。
長いネット落ちで、その間、ブログ移動にも気づかず、ご無沙汰しております。
この手の話は、別の知人の漫画家さん(の周辺のシト)からもよく話聞きます。素人としちゃ「へえ?」の連続です。
だもんで、この件も「おお、ついに」と思いました。

大体、漫画家蔑視ってのは、かの手塚治虫大先生も、死ぬまで抱え込んでたことですからね。(ちなみにアニメ作家蔑視ってのもあります。ガンダムの富野というシトはその怒りだけで仕事してた時期があったそうだし、宮崎駿でさえ恨みは忘れてない模様です)

>「ちょちょっと描いてよ」
ぐらいのカンカクでしかない(者が多数いるのか?)としたら、
もうただ事でなく凹むなあ。

これはもう編集かそうでないかに関わらず、「描く」「書く」を本気でやったことがあるかないかって気がするのね。こっちは鶴の機織りで書いて(描いて)るんだよという。

>マスコミ(ですよね、あれも)ってみんなそうなのかなあ。
元々胡乱な集団だったとこへ、「電通」が入って来て壊滅したという説がありますね。まだまだ感覚トーシローの上、売れないぺえぺえという二重苦の身としては、どうも会社のステータスがあがるほど、アレだよねという気がします。

>Acoさん
いや!こちらこそご無沙汰ですm(_ _)m

ホント、枚挙に暇がナッシングなので、ちょっとでもかの業界に
脚を突っ込んだら、どこからでも耳にするよな「凡庸な話」
だったりするわけです(ってだめじゃん)。

ガカーンさんで言えば、私は在籍したのってデビューからたった4ヶ月
でしたけど、そんな短い間でも「えーっ」て思うようなことが
幾つかあったり。

ストライキのため編集部が休みになって、指定された「締め切り日」に
原稿取りに来なかったってのが、ネタ的には一番ですかね(笑)
貫徹して生真面目に揚げたもんだから、当時はぶち切れましたよ。
もー知らん!みたいな。・・・キレるの早!!

しかし、まだまだマトモな方だったんだなあと思います。
マトモでなくなってくる前にお暇乞いをしたからかも知れませんが。
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