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因果

なんかね、「そう」とは思ってても、自分でも認めたくなかったし、
こんなんゆうのは、なんぼ泡沫でも、まがりなりにも
「マンガ家」の看板を玄関にご飯粒で貼付けてる人間が
ゆうことやないし、ゆうたらアカンのやけど・・・


マンガ「雑誌」って、ホンマに要るの?
なんで存在してるの?


そんな風に思えてならん。
こと、「少年」ってついてるやつね・・・
そうでなかっても、気がついてみると、マンガ雑誌がいやに多い。

今年(2006年)はホンマに創刊ラッシュやったみたいで、
本屋のフロアもないのに、本屋自体随分減ったのに、
なんで「今」、こんなにマンガ雑誌が出てるの?
正直、考えても全然ワカラン。
現に、今年出て来た雑誌の一つは、早々に撤退、
Webの方に移行することになったみたいやし。

ちょっとこう・・・訊いてみたい。
これは出版人の、エゴか?
企業を上げてのバクチか?
確かに当たればデカイんやろけど。
うちの親父の買う「三連単馬券」とどっちが当たる確率が高いやろ。
親父馬券は、配当の安いのがたまに当たってるけど。

「昔のマンガ」が好きやった連中の、ノスタルジックな感傷だけみたいなのもある。
(これは、描いてる方の私もその一人なんやけど)

でも、昔のマンガは、「昔のマンガ」やからええんであって、
昔風のマンガは、「昔風」でしかない。
現代とはソリが合わんのは理の当然ではあるまいか。
周期的に「レトロ趣味」というのが巡っては来るけど、
新しいもんがダーッと出て、それに飽きて来た頃に
ちょろっとそーゆうムードになるだけのことやん。
勿論、そんな中から出るもんでも、「ええ作品」「通じる作品」は
ちゃんとウケるんですが。

珍しい、外来の料理をいっぱい食った後に、ふと、「お漬け物」が食いたくなる。

そやからゆうて、お漬け物いっぱいだされてもな。そんな感じ。
だから、それもすぐ、飽きられる。
適当に好きなヤツだけつまんで、もういいわ、って後は食べ残される。

今、矢鱈に出てるマンガ雑誌って、ひょっとして、その「お漬け物」やないか?

そう思うとね・・・
自分も、そんな雑誌の一つで今回連載させてもろといて、ゆうことやないんやけど、
なんか余計その「感じ」が強くなってしもて・・・
ただ、「生」の勉強をやっとさせてもらえて、経験の浅い泡沫漫画家として
それは有難かった。
単発が代原で載るのと、連載するのとでは、全然違うから。
私はまあ、そんなんやからいいんやけど・・・「会社」側はねえ・・・
当たりゃええけど、外すととんでもないことになるわけで。

母がゆうていた。
「創刊号は物珍しさから買うもんもおるやろけど、
そこで気に入ったマンガがなかったら、次からもう買わへんやん。
 ゴハン食べに店入って、マズかったら二度と行かへんやろ」

更には、「マズそうな店やったら、ハナから入らへんけどな」
(・・・言うねー。なんかもう、どーゆう意味よと)

馬券にしても、三連単に拘る父に、どこまでもリアリストな母はようゆうてるんやが

「配当が少なかろうが、回収出来な意味ないやんか 損ばっかり、後悔ばっかりしても
 腹はふくれへんっちゅうねん 三連複にしといたらええんや」

どこか似たよな話やと思う。
そら、馬券も宝くじも買わんと当たらんけど。誰も外れると思って買わへんし。
それは分かるんやけどね。

だから、創刊はしたが、早々に撤退を決めたらしい某誌の決断、
あれもアリなんやないかと思う。
それが「正解」だとまでは、私個人には言えんが。
見えない部分で、なんじゃかんじゃフクザツな事情もあろうから。

マンガ家にしても、これからはまた、紙媒体以外のもんも視野に入れとかんと、
いかんのやろね。
ヘタしたら、紙にばっか拘ってたら、やがては滅びる職業なんかもしれん。

ホロビルは極端にしても、江戸切り子細工職人とか、なんかそんなんみたいに、
「昔懐かしいものを作っている職人扱い」になっていくんやなかろうか。

N□Kとかが取材してさ。

 嘗ては、多くの子供達や、私達を熱狂させていた、“マンガ” 
 しかし、今ではもう、すっかり少なくなってしまいました。

---みたいなイントロがあって。

頑固そうな、マンガ編集部とか、マンガ家のスタジオなんかにレポーターが入って、
うんにゃらかんにゃらインタビューして。

「こーゆう“文化”は残して行きたいですねえ」
なんてコメントされて。

N□Kスペシャル 20XX
    ~読者達の幻影を求めて~嘗ての「マンガ」を愛し、本を作り続ける人々 

---とかなんとか、タイトルが付いて。

そんないやぁな想像もしてしまう。

なんしか、「文化」ってなっちまうとねー。
そうは思っても、まだ「マンガ家でおりたい」と思う自分って、つくづく因果や。

でも、社会が会社が、雑誌がどーのこーのでなく・・・
オモロイマンガが描けんでは、いや、「ウケる」もんが描けんでは、
そんな作家は会社よりも雑誌よりも先に、消え行くのみさ。

一回、母の言う通りのマンガ描いてみようかな。当たるかもしれん。
マンガ読者歴、ン十年やから(笑) 今も現役。
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