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幽霊漫画家

人から世間から与えられる肩書きは大嫌いですが、
手前勝手にしょうもない肩書き作って自称するのは大好きで。
ハタと「幽霊漫画家」なんてのを思いついたんですが。

さてここで、ワタシの理想の「漫画家像」でも。

かなりアナクロと偏見に満ちていて、
コレは今でも理想像、そしてあくまで理想像。
・四畳半の小汚い部屋で、みかん箱を机に描いている。
・とにかく「雑誌」にマンガを載せている。
・基本的に貧乏。

具体的な例?をあげれば、藤子A先生の『笑ゥ(黒ィ)せぇるすまん』に
出てくるお客様・日陰久利21歳(押入れ男)みたいなん。

みんな、あんなんだと思ってました。
そして、あんなになりたかったんですよ、ネタではなく。
押入れに籠ってネタを考えるとかね。ステキ。

でもって、「それでもどうにかこうにかでも食えてはいける」
そんな漫画家になりたかったし、そんな漫画家でいたかった(笑)
痛かった(笑)

近いところにはいけたんだけど、マンガというフィクションでは
敢えて触れられてはいない、ずっとリアルなところで、
やはり無理でした。ワタシには家族もおりますし。
還暦を過ぎた両親がね。
んで、この年で親の臑をかじることを潔しと出来ない性分もあったり。
(上京時、敷金を出して貰って以降は、一切親の助けは借りてない・・・
と、思う。また、そんな余裕なんてないの、キリギリスですから)

だから、自分も食えて、「家」も維持出来るぐらいになろうと思ったら、
最低限、雑誌で連載は持ってないといかんのですわ。
そんなら、普通の勤め人くらいの収入は月々入ってくるから。
(月刊想定。ページ単価10000円ほどで、20ページ貰えるとして
因みに某誌連載時、ページ13000円でした。ぶっちゃけて)

でもね、売れっ子看板にならないまでも、それなりのアンケ票
入ってないと、いきなり切られてしまうわけ。
雑誌が安泰なら、中ぐらいの順位でも、頭数として続けさして
もらえないでもないんでしょうが、雑誌が傾くと、そこいらへんも、
バッサリね。
件の雑誌は、創刊から半年待たずにリニューアルしたぐらいだから
漫画通の人ならどんな状況だったか察するにあまりあるかと。
(内輪では、リニューアルの話は4話目納品時聞きました)
そういった雑誌での半端者は、余剰人材としてスパーンと切られます。

連載を持てたり、いきなり切られたりで、年ごとの収入の格差が、
同じ人間の所行とは思えないほど変化します。
その振り幅と来たら、年収100万←→800万なんてことも、
割とフツーにあるわけです(間で首尾よく単行本でも出たとして)。
ワタシは800万なんて、なったことないすが。
逆になった場合---800万が100万になった場合---翌年の税金で
悲惨なことになるのは解りますね。なんだかこう、中間がないんだ。
失業保険みたいなものもないしねえ。
人気商売だけあって、こんなに浮沈激しい職業もない。

そんなわけで、なるだけシッカリしてそうな雑誌で描ける様
これから漫画家になろうと言う方にはお勧めしたいところです。
・・・ワタシがいうても説得力は皆無ですが。

それはそうと、「押しも押されもせぬ人気作家」になれたら、
こんな憂き目に遭う事も少なくなる訳です。
すぐ、次のシゴト貰えたり、余所からも声がかかったりで。

だけども、日陰久利さんはそんな夢も見てましたが、
ワタシは「売れっ子」にも、なりたくないんだ。
そんな心配しなくても、なれませんて(笑)という向きもあろうが。
喩えとしてです。
売れっ子になったとしたら、それはそれはメンドクサそうだ。
そんな風に思ってしまうんですよ。

だから、中間あたりを維持出来る漫画家になれないものかと思うんですが、

日陰久利 << 自分 <<<<< フニャコ・フニャオ

案外これが一番難しいのかもしれない。
実際9年やそこらじゃ無理だった。
今は特に持ち込みたい雑誌も見当たらないし、そんな元気もない。
くどいようだが経済的にも無理。

あと、そうそう書いてなかった、都合の悪いところだから(笑)
しかしここ、何より重要なところです。

ワタシはそんなにポンポンポンポン漫画描けません。
ネタがバラバラにいっぱいあっても、纏めるのに
矢鱈と時間がかかるもんで。
(それだから、余計に蓄えがないと長期戦になりがちな
営業期間に耐えられないワケ)
んで、時間かかってる間に、いらんこといっばい考えてしまうから。

で、ワタシの「理想の漫画家像」が非現実的で、現実にしても
アナクロニズムであることは、自覚もしてるわけで、
漫画家世界に片足だけ突っ込んだままで、食えないままに
日和見してきて思ったのは、「雑誌」でなくても
いいかもしんないということ。もう、何かと嫌気がさすばかりで・・・

そんなこんなで新しいmy理想像として、
実体を持たぬ「幽霊漫画家」というのはどうかしら! (・∀・)
などと考え至った次第です。
人生は一日でも楽しまなくっちゃ。

まだ、もー少しこの「敗走記」シリーズは続きます。
次はね、Web漫画に対する否定的気分と、今後の淡い期待について
なんてこと書こうかな。

なんしか、コレカラの皆さんには反面教師にして頂きたい。

本気で(商業雑誌執筆)漫画家を目指すって人は、
こげな余計なことは考えないで、漫画を描く事だけに集中しましょう。
・・・なれる人は、なれます。理想のアナタに近づきましょう。
常識ですわね・・・

あと、ゴールは一つでも、道は一本ではない。・・・となん。

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