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漫画依頼の「当たり前」(報酬編)

こっそり、「平(ヒラ)漫画家」の現実シリーズ(笑)

今月は、原作のシナリオを頂き次第、即かかろうと(って当たり前だ)、
今からどんなんかしらとワクワクして待っている塩梅なんですが。

実は、ページ数と、マンガのジャンル(内容ではなく、◯◯モノですという言い方)、
何に載るモノであるかと、〆切(+それがどのくらいまでなら延ばせるか ^^;)を
提示された上で、大丈夫でしょうか・・・?と聞かれ、少し躊躇したものの
(40ページを一ヶ月であげたことはなかったから)、やってみましょう、と
「何より回してもらえるのは有難い」が先だって、頂戴することにしました。が。

ここでお気づきの方はスルドイ。

この時点で、原稿料の、提示はなかったのです。

私の方も、それが最早「当たり前」みたいになっていて、その時は気がつかず、
後になって「あ、そーいや原稿料はいくらか聞いてねえや」と思い出したような次第。

「当たり前」になっちゃってるくらいなので、こんなのは、そこの会社に
限ったことではないのです。
稿料提示して下さる時も、こちらが「やります」と返事をしてからです。

「・・・ところで、いつも幾価でやってますか?」

また、それがいついつ振込になるかも、謎のママ、受けることが多いです。
で、こちらも前はそんなもんだと割り切っていたし、今も若干そんなもんだと
諦めにも似た(自分にそんな話出来る度量もない)カンカクでいるんですが
これで、生活が一応かかっておりますんで、一応確認せざるを得ない。

私は、元来「金の話」するのは大の苦手で、また、嫌悪感すらあるので
ねずみ男のように「それで、報酬はいくらもらえんのよん」
nezu.png

なんて軽く言ったり出来ないのです。

で、ものすごーくおそるおそる、「すみませんが稿料はいかほど・・・」
と、申し上げにくーく言うと「あ・・・」と言う感じで、そこで
やっと、お話していただけます。
(ヒドくすると、シゴトの内容も受けると言ってからでないと
提示されないところもありますぜ)

こちとら名もない肩書もない平漫画家です、多少安くったって、
シゴトの内容(制作時間、私に描けるものかどうか)さえ折り合えば、
お引き受け致しますよ。

安いからって、手ェぬいたりも致しません
(そんな器用なことよーやらん)。
・・・どっちかゆうと、納期によりますね・・・_| ̄|○

そんなことを心配してか、金額言わない会社もありますが、
私は安い高いとか、そんなんゆうてるんやないんですて。
まがりなりにも「仕事」としてのご依頼でしたら、
そこいらも先にきっちり提示するのが筋ではありますまいか・・・
と、僭越ながら思い至りました次第。

と、ここまで書いて、実のところ、自分でも
「絵を仕事として依頼する場合の相場」って、全く知りません。

マンガの原稿料にしてもそうで・・・
初めて本に載って、稿料として振り込まれたとき
・・・この時もページ幾らなんて聞いた覚えがない。
振り込まれた金額を枚数で割って単価出した・・・んですが、
具体的にいくらかは生々しいので伏せますが、
当時はまだ、絵ェ描いて収入を得る実感もなく、

「えっこんなにもらえんの!? 紙なんか一枚10何円で、インクはなんぼ、
トーンは今回あんまし貼ってないし・・・」

とアホ丸出しなこと考えてたくらいのもんで。
それに費やした、一応の労働力・・・時間だとか、光熱費だとかもろもろ、
アタマになかったんですね。
(ずっと座って絵描いてるだけやん、とお思いでしょうが、これが
案外に体力仕事な割に、筋力は落ちる一方なので、体は壊れます
時に精神も壊れます・・・って時にじゃねえな、コレも。
でもって、時間が押すと、寝られません、食えません、風呂入りません、
トイレも我慢して膀胱炎にもなります)

そこに、労働報酬として発生して来るもんなんです。

趣味と、仕事はやっぱ違うんやなあ・・・。

でも、一般の方からすれば、やはり分かり難いものと思います。
「手相見一回2000円」くらい、見当がつかないものだと思う。
(ア。手相屋さんごめんなさいm(_ _)m他意はないので・・・)
でも、そーゆう「目に見えないもの」でもって、生活を維持するとゆーのは、
殊の外大変なもんなんですわ・・・

なんでもタダで笑えて楽しめりゃ、それゃまた結構ですが。
そーゆうわけにも行かないのです。
見えなくても、社会の一つに組み込まれている以上はね。

って、少し話が違ってしまいましたが、一般人はそれでもいいとして、
出版社とか、編集会社はそーゆうの、分かってる筈・・・
なんですけどね・・・分かっててもらえんと、困るんですけどね・・・

まー、見えないと言えば、未来予想図もろくなモンが見えないので、
(客観的に見ても、私ら平の漫画家ではね)
ローンも組めませんし、カードも作れませんです。
部屋を借りるも一苦労・・・
明日にでも無職無収入にポンとなりうる職業なので。
(なんかもう、「職業」って言うのも憚られるなー
「職業に貴賤無し」なんて、迷信ですよ実際は)

平の漫画家で、家建てる(または建て直しすら)なんてことは、
天地がひっくり返ってもありえませんな。

家建ててる漫画家さんは、重役クラスだけですわ。

※たまたま、今回例になってしまいましたが、これはホンマに
 そこの会社だけではないんで、お気を悪くされんでください。
 尋ねたらでも、ちゃんとゆうてくれて、支払いも奇麗で、ずっといい方。

 多分、もうそれで「当たり前」になってるんですよ、どこも、そう。
 大きい出版社でもそうなんで。

 また、漫画家だけのことではないらしいです。
 (竹内薫氏「薫日記」のこちらの記事)
 ・・・ワシとは違って、ベストセラー作家になってはんのに・・・
 そーゆうのも、関係ないのね。
 ・・・これって、「悪習」ではないのかなあ・・・
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