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時代の流れ、ね・・・

朝日ソノラマ、9月に営業停止 「時代の流れに抗し切れず」

河は逆さに流せない、か。
こーゆう流れは加速が付くと、矢鱈滅多ら速くなる。
ソノラマ、好きやってんけどなあ・・・

うちにはサンコミの『猫又』『怪奇死人帳』
サンワイドの『ゲゲゲの鬼太郎(全8巻)』『河童の三平(全3巻)』
『東海道四谷怪談』
(以上、全て水木しげる)があります。

前々からね。思ってんですが。
TVが普及し始めて、紙芝居が消え、貸本が潰れ・・・
週刊マンガ雑誌が急激に増えたという時代に、現状、似た感じだな、と。
何か新しいメディアが普及し始めると、子供の娯楽が一つ消えて
・・・「消えて」というよりは、一部のマニア(オトナ)のものに
変化して、全体としてその数が減るんですが。
(今、「熱血!コロコロ伝説」という“オトナのコロコロコミック”というのが
出てますが、それをみても、ああ来たねえ・・・と思った私はペシミスト)

当時、貸本業界が傾きかけて、商業雑誌に乗り換えざるを得なくなった
貸本漫画家が(水木しげるもその一人)多数あったといいます。
そして、生き残れたのは、ほんの少しだけだった。

PCやモバイルの普及と、TVの、地上デジタルへの切り替え。
マンガも、デジタル化が進んでおります。
Webマンガも、増えてます。
まだまだ黎明期なんでしょうが、これからどーなって行くのやら。

現在は、漫画家(だけでなく、出版に携わる多くの者)にとって、
大変な転機の時代なんだと思います。

遠からず、ガラっと変わるぜ、いろんな所が。
作業工程やら、出版形態、配信形態、賃金の支払い形態やら・・・諸々。

今までのやり方は、通用しなくなる。

智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。
人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。
あれば人でなしの国へ行くばかりだ。
人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。
(漱石『草枕』より)

・・・えらい時代に漫画家やり出してしもうたもんだ・・・
つくづく。ホントよ。

奇しくも私の最初の「連載」は、「モバイル配信」(これは地盤がゆるくて潰れたが)で、
初の「単行本」が、「オンラインコミックス(電子出版)」だったんですが、
なんだか、意味深な気がしないでもない。
というより、ただ思いっきり捲き込まれちゃってるだけですな。

越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、
寛容(くつろげ)て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。
ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る。
(同上)


・・・と、こうくると、カッコイイんやけどね。

# なんか、いろいろ「言い切って」しまってますが、
 あくまで一つの個人的見解ということで。
 他の意見もあるかと思います。
 つーか、あってほしい。
 んでも、その「変化」が必然である場合もまあ、ある訳で。
 その時はそれに対して柔軟に動けるだけの心の余裕は
 必要なこってしょうね。臨機応変ってヤツでさあ。

 私は頑固者に思われがちですが、案外、変わり身も早いです(笑)
 っても、人には言わないが、これでも信念ってものがあるからねぇ、鬼太ちゃん。
 むふふふ。

拙ブログ内関連?記事 : 「因果」

手入れは雑巾で乾拭き。

alloy.png
風呂場で全裸(笑)エア三味線。

・・・金属にもほどがあるな・・・

前にUPしたラフに、ペン入れてまたもや透明水彩です。

・・・こないだシゴトした時に、下敷きパレッドに絵の具出したんですが
それが余り倒してましてな・・・
洗い流すのも勿体ないので、ここ数日、やたらに塗ってますがなもう。
鬼太郎とかね。こんなに水彩で遊んだのは久しぶり。もーやんぴ。

これ、デジタルで塗ろうかな、と、ラフ描いた時は思ってたんですが、
じゃまくさそーやからやめた。
何がと言って、ざらっとした紙なんで、スキャンするとゴミがすごいのな・・・
これも、薄い色んとこは随分飛んでしまった。

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漫画依頼の「当たり前」(報酬編)

こっそり、「平(ヒラ)漫画家」の現実シリーズ(笑)

今月は、原作のシナリオを頂き次第、即かかろうと(って当たり前だ)、
今からどんなんかしらとワクワクして待っている塩梅なんですが。

実は、ページ数と、マンガのジャンル(内容ではなく、◯◯モノですという言い方)、
何に載るモノであるかと、〆切(+それがどのくらいまでなら延ばせるか ^^;)を
提示された上で、大丈夫でしょうか・・・?と聞かれ、少し躊躇したものの
(40ページを一ヶ月であげたことはなかったから)、やってみましょう、と
「何より回してもらえるのは有難い」が先だって、頂戴することにしました。が。

ここでお気づきの方はスルドイ。

この時点で、原稿料の、提示はなかったのです。

私の方も、それが最早「当たり前」みたいになっていて、その時は気がつかず、
後になって「あ、そーいや原稿料はいくらか聞いてねえや」と思い出したような次第。

「当たり前」になっちゃってるくらいなので、こんなのは、そこの会社に
限ったことではないのです。
稿料提示して下さる時も、こちらが「やります」と返事をしてからです。

「・・・ところで、いつも幾価でやってますか?」

また、それがいついつ振込になるかも、謎のママ、受けることが多いです。
で、こちらも前はそんなもんだと割り切っていたし、今も若干そんなもんだと
諦めにも似た(自分にそんな話出来る度量もない)カンカクでいるんですが
これで、生活が一応かかっておりますんで、一応確認せざるを得ない。

私は、元来「金の話」するのは大の苦手で、また、嫌悪感すらあるので
ねずみ男のように「それで、報酬はいくらもらえんのよん」
nezu.png

なんて軽く言ったり出来ないのです。

で、ものすごーくおそるおそる、「すみませんが稿料はいかほど・・・」
と、申し上げにくーく言うと「あ・・・」と言う感じで、そこで
やっと、お話していただけます。
(ヒドくすると、シゴトの内容も受けると言ってからでないと
提示されないところもありますぜ)

こちとら名もない肩書もない平漫画家です、多少安くったって、
シゴトの内容(制作時間、私に描けるものかどうか)さえ折り合えば、
お引き受け致しますよ。

安いからって、手ェぬいたりも致しません
(そんな器用なことよーやらん)。
・・・どっちかゆうと、納期によりますね・・・_| ̄|○

そんなことを心配してか、金額言わない会社もありますが、
私は安い高いとか、そんなんゆうてるんやないんですて。
まがりなりにも「仕事」としてのご依頼でしたら、
そこいらも先にきっちり提示するのが筋ではありますまいか・・・
と、僭越ながら思い至りました次第。

と、ここまで書いて、実のところ、自分でも
「絵を仕事として依頼する場合の相場」って、全く知りません。

マンガの原稿料にしてもそうで・・・
初めて本に載って、稿料として振り込まれたとき
・・・この時もページ幾らなんて聞いた覚えがない。
振り込まれた金額を枚数で割って単価出した・・・んですが、
具体的にいくらかは生々しいので伏せますが、
当時はまだ、絵ェ描いて収入を得る実感もなく、

「えっこんなにもらえんの!? 紙なんか一枚10何円で、インクはなんぼ、
トーンは今回あんまし貼ってないし・・・」

とアホ丸出しなこと考えてたくらいのもんで。
それに費やした、一応の労働力・・・時間だとか、光熱費だとかもろもろ、
アタマになかったんですね。
(ずっと座って絵描いてるだけやん、とお思いでしょうが、これが
案外に体力仕事な割に、筋力は落ちる一方なので、体は壊れます
時に精神も壊れます・・・って時にじゃねえな、コレも。
でもって、時間が押すと、寝られません、食えません、風呂入りません、
トイレも我慢して膀胱炎にもなります)

そこに、労働報酬として発生して来るもんなんです。

趣味と、仕事はやっぱ違うんやなあ・・・。

でも、一般の方からすれば、やはり分かり難いものと思います。
「手相見一回2000円」くらい、見当がつかないものだと思う。
(ア。手相屋さんごめんなさいm(_ _)m他意はないので・・・)
でも、そーゆう「目に見えないもの」でもって、生活を維持するとゆーのは、
殊の外大変なもんなんですわ・・・

なんでもタダで笑えて楽しめりゃ、それゃまた結構ですが。
そーゆうわけにも行かないのです。
見えなくても、社会の一つに組み込まれている以上はね。

って、少し話が違ってしまいましたが、一般人はそれでもいいとして、
出版社とか、編集会社はそーゆうの、分かってる筈・・・
なんですけどね・・・分かっててもらえんと、困るんですけどね・・・

まー、見えないと言えば、未来予想図もろくなモンが見えないので、
(客観的に見ても、私ら平の漫画家ではね)
ローンも組めませんし、カードも作れませんです。
部屋を借りるも一苦労・・・
明日にでも無職無収入にポンとなりうる職業なので。
(なんかもう、「職業」って言うのも憚られるなー
「職業に貴賤無し」なんて、迷信ですよ実際は)

平の漫画家で、家建てる(または建て直しすら)なんてことは、
天地がひっくり返ってもありえませんな。

家建ててる漫画家さんは、重役クラスだけですわ。

※たまたま、今回例になってしまいましたが、これはホンマに
 そこの会社だけではないんで、お気を悪くされんでください。
 尋ねたらでも、ちゃんとゆうてくれて、支払いも奇麗で、ずっといい方。

 多分、もうそれで「当たり前」になってるんですよ、どこも、そう。
 大きい出版社でもそうなんで。

 また、漫画家だけのことではないらしいです。
 (竹内薫氏「薫日記」のこちらの記事)
 ・・・ワシとは違って、ベストセラー作家になってはんのに・・・
 そーゆうのも、関係ないのね。
 ・・・これって、「悪習」ではないのかなあ・・・